FlaskでWebアプリを作ってみた

Pythonで株価分析を作ってきましたが、『コマンドで動かすだけだと使いにくい』と感じたことはないですか?
そこで今回は、ブラウザで使えるWebアプリ化について説明します。

💡 この記事でわかること
  • Flaskとは何か
  • 最小構成でWebアプリを動かす方法
  • HTMLを使った画面表示
目次

Flaskとは

Flaskは、Pythonで開発された軽量なWebアプリケーションフレームワークです。
最大の特徴は、不必要な機能を一切持たず、開発者に自由を与える』という設計思想にあります。

フレームワークとは、アプリ開発に必要な機能をまとめた『土台』のようなもので、これを使うことで一から仕組みを作る必要がなくなります。

このフレームワークは、小規模なプロジェクトやプロトタイプ開発に適しており、短期間でWebアプリケーションの基盤を構築できます。

環境構築

まずはFlaskのライブラリをインストールします。
インストールは非常に簡単でターミナルやコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行すればOKです。

pip install Flask

ディレクトリ構成

今回ご紹介する実装するコードのディレクトリ構成は下の通りです。

project/
 ├ app.py
 └ templates/
     └ index.html

実装コード

実際にコードを書きながら説明していきます。

from flask import Flask, render_template

app = Flask(__name__)

@app.route('/')
def index():
    return render_template('index.html', name='Flask')

if __name__ == "__main__":
    app.run(debug=True)
<!DOCTYPE html>
<html>
<head><title>Flask Sample</title></head>
<body>
  <h1>Hello {{ name }}!</h1>
  <p>Flaskのテンプレートから表示しています。</p>
</body>
</html>

実行結果:

ブラウザを開いて『http://127.0.0.1:5000』を実行してみてください。

コード解説

Pythonコード(app.py)の解説

Webサーバー側のコードです。

app = Flask(__name__)
💡解説

Flaskのインスタンスを作成しています。name を渡すことで、Flaskはテンプレートファイル(html)や画像ファイルがどこにあるかを判断します。

@app.route('/')
💡解説

『ルーティング』です。『ブラウザでトップページ(/)にアクセスが来たら、すぐ下の関数を実行してね』というイメージです。

def index():
💡解説

ルーティングによって呼び出される関数です。

render_template('index.html', name='Flask')
💡解説

templates フォルダにある index.html を読み込み、さらに name という変数に ‘Flask’ という文字列を乗せて、HTML側に送り出しています。

if __name__ == "__main__": app.run(debug=True)
💡解説

プログラムを直接実行したときに、開発用サーバーを起動します。debug=True にしておくと、コードを書き換えた瞬間にサーバーが自動再起動するので、開発効率が劇的に上がります。

HTMLコード(index.html)の解説

Flaskから送られてきたデータを受け取って表示するコードになります。

{{ name }}
💡解説

これがJinja2テンプレートエンジンの構文です。
Python側で指定した name=’Flask’ という値が、ここに入れ替わります。ブラウザで見たときには、『Hello Flask!』 として出力されます。

全体の処理フロー

処理フロー
  • リクエスト:ユーザーがブラウザで http://127.0.0.1:5000/にアクセスする。
  • ルーティング:Flaskが@app.route(‘/’) を見つけ、index() 関数を動かす。
  • レンダリング:render_template が働き、index.html 内の {{ name }} を ‘Flask’ に書き換えて、完成したHTMLを作る。
  • レスポンス:完成したHTMLがブラウザに返され、画面が表示される。

まとめ

今回は、Flaskを使って『ブラウザで動くツール』の土台を作りました。

まとめ
  • Flaskをインストールする
  • URLと処理を紐付ける(ルーティング)
  • HTMLへデータを渡す

Python+Flaskを使って『株価分析ツール』を作成しているので是非、下の記事も見て頂ければと思います。

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